『アジアの伝統染織と民族服飾』出版記念
道明三保子オンラインセミナー 「染織と衣装・西アジアの手仕事を中心に」
5月に新刊『アジアの伝統染織と民族服飾 〜豊穣なる生活造形の世界』(あっぷる出版社)を発売された、道明三保子先生のオンラインセミナーを開催いたします。
会場の代々木上原hako galleryに、道明先生と聞き手の榊龍昭氏をお招きし、ライブでzoom配信いたします。会場参加も可能です。今回平日開催となっておりますが、リアルタイムでご覧になれなくてもアーカイブを配信いたします。
*感染症の都の要請の内容によっては、オンラインのみの開催となります。
<テーマ>
世界の染織・服飾文化の調査研究に携わり、文化学園大学、放送大学やその他の大学で教鞭を取られたほか、文化学園服飾博物館学芸室長なども務められた道明先生。そのお仕事の集大成とも言えるのが、今回発売された『アジアの伝統染織と民族服飾 〜豊穣なる生活造形の世界』です。今回のオンラインセミナーでは、その膨大なコンテンツの中から、「西アジアの手仕事」にスポットを当ててお話しいただきます。聞き手は、トライバルラグを扱い、遊牧民文化に詳しいtribeの榊龍昭さんです。本のカバーにもなっている、マーシュアラブの刺繍布とその湿原の民について、そして、現在紛争で厳しい情勢にあるパレスチナの美しい民族衣装についてなど、先生のフィールドワークによる資料を見ながらお話しいただきます。
<スケジュール>
2021年6月23日(水)14:00〜15:30(予定)
参加費 1,800円(オンライン、会場参加とも)
申し込みは、Peatixよりお願いします。
https://peatix.com/event/1937482/view
お問い合わせは
kazzsugano@yahoo.co.jp 旅とテキスタイル 菅野まで
<Profile>
道明三保子(ドウミョウ ミホコ)
1942年生まれ。文化学園大学名誉教授。東京大学文学部美術史学科卒。同大学院人文科学研究科修士課程修了。フランス政府給費生としてリヨン織物美術館で学ぶ。東京大学イラク・イラン学術調査に参加。世界各地で染織史、服飾史の調査研究を続け、文化学園服飾博物館で国内外の染織品の収集と展示を手がける。文化女子大学(現文化学園大学)教授、放送大学客員教授、文化学園服飾博物館学芸室長、国際染織学会(CIETA)日本代表委員、アジア民族造形学会理事、平山郁夫シルクロード美術館理事、大日本蚕糸会評議員などを歴任。蚕糸功績賞受賞。現在、道明組紐教処長。編著書に、『世界の伝統服飾』(文旦執筆、文化学園服飾博物館)、『アジアの風土と服飾文化』(共著、放送大学教育振興会)、『西アジア・中央アジアの民族服飾』(分担執筆、文化出版局)、『三井家のきもの』(分担執筆、文化出版局)、『すぐわかる産地別染め・織りの見わけ方』『すぐわかるきものの美』(監修、東京美術)などがある。